高砂公園という。その昔、この辺りは「嶺村の高砂」と呼ばれていたことが命名の由来だ。
閑静な住宅街にあって、丘陵を利用した高低差のある公園だ。北側は武蔵野の雑木林をそのまま残している。周りは石垣できれいに整備されており、その合間にシダを植え込んでいて、これがとてもいい。上部は小高い丘といった雰囲気で、見晴らしがいい。南側の上部は梅園になっている。
しかし、梅に元気がない。全体に花の付きが悪く、心を癒すというよりは、逆にさびしい感じがする。子供の遊戯施設は全くなく、あるのは、梅園とベンチとトイレと林。高齢者の散歩コースといった趣だ。
自分の話で恐縮だが、ここは子供の頃、裏山的存在だった。つい最近まで、奇跡的に住宅が建たず、武蔵野の雑木林そのままになっていた。今は石垣となった曲がり角は、当時は土の露出した急坂で、よく登って遊んだものだ。また、夏は蝉取りの最高のスポットだった。坂を上がると秘密基地がいくつもあって、いろんなものを埋めて隠したものだ。今でもまだ何か埋まっているかもしれない。とにかく、うっそうとした林で、現在のように綺麗ではなかったが、ここには生きた自然の中に住まう神様のようなものがいたように思う。宮崎駿の「となりのトトロ」を観たときに、真っ先に思い浮かんだのがこの場所だった。
現在は、公園として美しく整備されたが、神様はもう感じ取れない。
| 公園データ |
| 広さ |
約600坪(1,997㎡) |
| 遊戯施設 |
特に無し |
| トイレ |
有り |
| 駐車場 |
無し |
| その他 |
梅園有り |
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| 所在地 (地図をクリック!) |
東京都大田区西嶺町30-15  |
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