都立大森緑道公園 - 大森南4-11、5-2、5-6
散歩道のみで構成された南北に長い都立公園だ。この緑道の北端は、京浜急行線の梅屋敷駅から東へ1,800m:徒歩27分(現実的ではないが)のところ。ちょうど旧呑川緑地の東端、京浜運沿いにある。東京モノレールの昭和島駅からのほうが近いが大田区民が利用するには不便。一方、この緑道の南端は、新呑川の河口付近、大田区立大森第一中学辺りだ。大田区でも最も交通の便が悪い地域にある。実際には、どちらの入口から歩き出すにも、近くまではバスを利用するしかないだろう。
上記北と南の2点を全て海沿いに結ぶ、全長1.2kmの長い散策路だ。幅1~4mほどの緑地が延々と続く。緑道という名にふさわしく、街道には多くの木々がみどり豊かに植わっている。当日は北端から南端へ歩いてみた。
旧呑川緑地の東端近くにある北端入り口はわかりづらい。工場街を抜けていくと、もう道がなくなると思えたら細い公園の散策路が始まる。歩き始めると、すぐ右側に小さなくつろぎエリアが現れる。大田区立潮見児童公園だ。南端から来た人にとってはちょうどいい休憩スポットだろう。
運河(海)沿いの道なので、運河を一望でき、見晴らしはとてもいい。釣りをしている人、そのおこぼれを狙っている猫など、あったかい雰囲気がある。漁船の船着場もあって、ここが海沿いであることを感じることができる。
この緑道は、東京都を周回出来る散策路で、全部で21コースに分かれている「武蔵野の路」の大井・羽田コースの1区間となっている。途中に「武蔵野の路」の碑もある。
400mほど歩くと、首都高速1号羽田線:横羽線と合流して併走するようになる。公園としての緑はこの先がいい感じになるのだが、車の騒音は容赦なく聞こえてくる。また、森ヶ崎公園のある森ヶ崎水再生センターが陸側に続くようになるので、臭いもきつくなる。この2点を我慢できる人には薦められる散歩道ではある。
1000mほどのところで道は右(西)に曲がる。首都高速1号羽田線は海底トンネルに沈み込み、騒音からは開放される。目の前には工事途中のような、途中が3箇所切断されたような大変珍しい開閉橋が現れる。首都高速羽田可動橋だ。
以下はウィキペディア(Wikipedia)の一部抜粋。
『首都高速道路羽田線は、1994年の湾岸線空港中央-大黒JCT間の開通までは、東京都心・千葉方面と羽田空港・横浜方面を結ぶメインルートであり、交通集中のため慢性的に渋滞していた。また、空港西-昭和島JCT間の羽田トンネルは、水底トンネルの特性上、出口付近に上り勾配があり、渋滞に拍車を掛けていた。 このため、1990年に、上り線の空港入口(現・空港西入口)から昭和島JCTにかけての迂回路として羽田可動橋が設けられた。 1994年の湾岸線開通後もしばらく使用されたが、交通量の減少などから、開通8年後の1998年に使用停止となった。羽田空港拡張後の交通量増加に備え、現在も撤去はされずにその姿を保っている。
海老取川沿いには鉄工所などがあり、大型船の航路を確保する必要があった(羽田線が海老取川を水底トンネルで潜っているのもこのためである)。近接する従来の羽田線羽田トンネルや東京モノレールのトンネルとの兼ね合いから隣接したトンネルの設置が困難であり、空港に隣接しているので吊り橋や斜張橋など高さのある橋の設置も出来なかった。そこで、国内でも例の少ない旋回橋方式での可動橋としての建設が決まった。』
さらに200mほどで南端の入口に出る。ここには「都立大森緑道公園」の碑もある。
晴れた日には、対岸の昭和島や京浜島、羽田空港も眺めることが出来て景色がいい。途中珍しい道路橋も見ることが出来て楽しい散策路だ。ただ、臭いと騒音は我慢しなければならない。隣の首都高を行き交う車の音はうるさいのだが、皮肉にも交通の便は悪い。この公園も含めた散策ルートと、行き帰りの交通機関はよく練って調べてから来たほうがいい。
| ||||||||||||
|
| 固定リンク




コメント