昭和島運動場&都立昭和島南緑道 - 昭和島1-7
東京モノレールの昭和島駅から西に200m:徒歩3分のところにある。昭和島の西部にある公園。昭和島と大田区陸側とは大森東避難橋という歩行者専用の橋で連絡されている。この橋を渡ると旧呑川緑地の東端に出る。三角形の大きな公園で、西側の端の部分は都立昭和島南緑道、それ以外の大部分は大田区立の昭和島運動場となっている。二つの公園が隣り合わせとなっているが、管轄が違うだけで、実際には1つの大きな公園と考えていい。
昭和島は面積が62haほどの人口島で、大田区内の島の中では最も小さい。島にあるのは鉄工業関係の工場と、モノレールの駅と、操車場、首都高速1号羽田線:横羽線の昭和島ジャンクション、それと下水道局の水処理センターと公園のみ。住宅はないと思う。下水道局の水処理センターは対岸大田区陸地の森ヶ崎水再生センターと連動して下水処理を行っている。大規模な下水処理施設だ。
首都高速湾岸線の東海ジャンクションと首都高速1号羽田線:横羽線の昭和島ジャンクションとを結ぶ連絡用の高速道路があるが、ここはその昭和島ジャンクションの正に西隣りである。昭和島ジャンクションのさらに西には東京モノレールの昭和島駅があり、モノレールの操車場もある。
大田区立の昭和島運動場は、真ん中を東西に突っ切る通路の北側と南側に分かれている。北側には野球グラウンドが2面と、大きな運動場がある。この運動場は現状はだだっ広い原っぱになっている(GoogleEarthで見ると4面見えるが大田区HP上は2面と記載されている)。 何か使いようがありそうなのだが、もったいない気がする。南側は公園広場となっていて遊具もある。遊具はブランコ、ジャングルジム、太鼓橋、幼児用遊具、砂場。
都立昭和島南緑道は、起伏のある散歩道となっている。海(運河)沿いは柳の並木があって、感じがいい。遊具はロープで編んだアスレチック遊具が1つのみ。訪問した日は点検中で使えなかった。
風情のある落ち着いた公園だ。花壇があるが、花は植えられていない。しかし、手入れは行き届いていてよく掃除されている。だが、なぜこの部分だけ都立公園にしたのだろうか?。全て大田区で管理したほうが、まとまりのある公園になるように思えるが・・・。
起伏があるということは変化があるということなので、散歩する人が飽きないでいい。訪れた日は、2007/11/12で、天気がよかったので、写真も綺麗に撮れた。まだ紅葉には少し早く、落葉樹はうっすらと黄色がかって来たところだ。
運動派にはとても広くていい公園で、イベント開催などにも向いていそうだが、交通の便が悪い。この公園へのアクセス方法は3通り。ひとつは、東京モノレールの昭和島駅を下車するとまん前には首都高速1号羽田線:横羽線の昭和島ジャンクションがあるが、向かって左手に道路の下をくぐる半地下道があり、これを抜けるルート。東京モノレールは、大田区民にとっては、羽田まで行って乗り換えというので使い勝手が悪い。2つ目は、大田区陸側の大森東避難橋を渡ってくるルート。京急蒲田から旧呑川緑地を歩いて来て、この公園までというのも晴れた日にはいい散策ルートだが、歩くのはちょっとという人には交通手段はバスしかない。三つ目は平和島から橋を渡ってバスなどで来るルート。しかし、バスは休日は下手をすると時間によっては1時間に1本しかないこともあり、不便だ。とにかく交通の便は悪い。
この公園には駐車場がない(ただし、Google Earthでよく見ると北東には駐車場らしきものがあり、他の紹介サイトでは駐車場有りとも記載されている。ちなみに大田区HPには駐車場の記載はない。駐車場と思われるところまでは行かなかったので、なんとも言えない。取材不足で申し訳ありません。)
正式な駐車場を作って、きちんとPRを行い、テニスコートなども作れば利用価値がずいぶん上がるのではないかと思った。住民がほとんどいない人口島の公園を大田区民が利用するには駐車場は必須と思う。東京ドーム約1個分という、せっかくの広大な緑地があまり使われないというのはもったいない。
大森東避難橋からは、北方向にふるさとの浜辺公園が一望できる。見晴らしがとてもいい。
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